2011年4月10日日曜日

「提言」の報告と寄せられた意見

4/9付けで菅総理及び関係大臣へ
4/8に永井市議(つくば市民ネット)と共に、地元出身の大泉ひろ子衆議員を訪ねた。その中で、一刻も早く渡したほうが良いとのアドバイスを受け、提出先に農水大臣・厚労大臣を追加して、正式書面を作成して大泉議員に預けました。県知事には、後日渡すことになった。
今回は、急なことでも有りながら多くの賛同を頂き、 その中でも茨城の生産農家のみを連名とさせて頂きました。

寄せられた御意見
◆農業者ではないので賛同の署名は出来ないようですが、提言内容を拝見して、有機農産物の流通に関わるものとして全面的に賛同いたします。
・モニタリングの拡充・継続
・東京電力の補償
・安易に「風評被害」と片付けないこと
・茨城の役割
農家さんと共に取組んできた営みが突然失われてしまいました。
個人的に東電や国にペナルティを負わせることに強いこだわりを持っていますが、それが最終目標ではありません。
この国を守り残せるよう、私も心して対応していきたいと思います。

◆私は、生産者ではありませんので、賛同することはできませんがご提案の内容については、120%賛成です。
1.モニタリングの拡充、是非実施して欲しいです。
私は、JCO事故の経験からガイガーカウンターで、食品の放射能汚染をあるていど測定できないか?
正確でなくても基準値を超えているとかいないとか位判定する方法はないか?と思っているのですが、どうでしょう?
2.放射能の汚染の基準を下げて出荷するなど、まさに愚の骨頂!世界の物笑いの種です。
3.「風評被害」と言う名の無知な消費者?と言う感じがイヤですね。
信頼を獲得するには、データーで応えるというのが一番だと思います。その為にも、農家さん独自の検査方法を持つことは強みだと思います。
4.賛成!命を守る農家が希望を失ったら、この国は終わりです。

◆問題の核心、農業と原子力政策は両立しないことを明記していただきたい。また東電
と国に対する補償は、責任論に基づき法的に根拠づけられるべきもので、救済ではない。東電の破たん、再構築のシナリオは、主権者である国民の意思で、国の原子力政策の転換と共に行われるべきで、それを約束させなくてはならない。そのためならば、被害者となって声を出すことに賛同します。
◆都合が良くても悪くてもデータは全部出す、という姿勢に賛成します。消費者のみならず、生産者である私たち自身がまず知りたいことです。

◆私も規制は厳しくして出回る野菜は安全なんだと認識できるようになれば風評被害は減ると思います。
そして出荷できない分はちゃんと保障してもらえばいいのです。

◆私もこうした提言をどうまとめるか悩んでいたところです。両手をあげて賛同させていただきます。

2011年4月6日水曜日

福島第一原発事故による被害農業者救済の緊急提言

2011年4月9日
内閣総理大臣 菅 直人 様
農林水産大臣 鹿野道彦 様
厚生労働大臣 細川律夫 様
茨城県知事  橋本 昌 様

福島第一原発事故による被害農業者救済の緊急提言

 未曾有の東日本大震災にあたり、国・県の最高責任者として最大限のご尽力をいただいておりますことに敬意を表し、お礼申し上げます。

 さて、今般の震災に続き、福島第一原発事故による広域にわたる放射性物質拡散被害は、日々深刻の度を増しています。食品、ひいては環境全体への影響は今後長期にわたり適切な監視と対応が必要です。私どもは茨城県で農業を営んでおりますが、この度の放射性物質拡散により私どもの農産物も少なからず被害を受けました。そこで、今後の対策・救済策に反映していただきたく、私たち農業者の立場から思いをお伝えし、緊急に以下の提言をさせていただくものです。


1、   農産物モニタリングを拡充してください
 3月21日の原子力災害特措法に基づくホウレンソウ等の出荷制限を前後して、各県、各市町村によるモニタリングとその結果発表が継続的に行われています。
 現状では、試料の採取地点や品目、頻度などの測定条件に一貫性がないため、自らの生産する農産物が汚染されているのかいないのか判然としない状態です。したがって消費者の信頼に応えようとすれば出荷制限品目でなくても出荷を止めざるを得ません。このような状況を改善するためには、汚染の実態を体系的に把握し、速やかに公開する必要があると考えます。汚染の可能性のある範囲を幅広く特定し、採取地点をメッシュ化し、全品目の定点・定期のモニタリングが必要です。そのことで汚染が広がっているのか収束に向かっているのかはじめて判断できますし、今後野菜等の生産が可能なのか想定できます。
加えて、検出された放射性物質の種類によっては、半減期を考慮して将来に渡り汚染状況の計測を続けることも要望します。

2、   放射性物質の規制値は国際的な基準に基づいてください
 3月28日に橋本知事が福島県および関東地方の1都5県の知事とともに蓮舫特命担当大臣および枝野官房長官に対し行った緊急要望活動の中で、各県知事から暫定規制値の緩和が求められた旨の報道があり、消費者のみならず私たち生産者も戸惑いを覚えました。このような事態になるまで日本に放射性物質に関する規制値がなかったことが問題ですが、欧州をはじめとする諸外国ではWHOより厳しい規制で消費者の健康に配慮している実情に鑑み、暫定規制値を厳しくすることはあっても緩和することなどあってはなりません。緩和すれば短期的には出荷できる野菜を増やせるかもしれませんが、長期的には消費者および世界各国からの信頼を大きく損ね、また国民の健康に不安を残すことになります。無理に販売を続けさせるのではなく、生産や販売ができなかったことによる不利益は東京電力に損害賠償を求めていくべきです。

3、消費者の安心への要求にはデータをもって応えてください
 消費者の食品の安全性を重視する傾向は年々高まり、より安全な食品を求めようとすることは健全な姿です。放射性物質の汚染の実態がわからず、また暫定規制値の説明が不十分なままでは、消費者や販売業者が不安を抱くのは当然です。
汚染に関する十分なデータが公表されれば、一時的な混乱はあっても次第に「風評」は収束します。しかし現状では測定した結果、安全が判明したのか、そもそも検査をしていないので汚染が判明していないだけなのか判断がつきません。これでは消費者や販売業者が県内産の野菜すべてを拒否したとしても仕方がありません。残念ながら現在の「風評被害」は行政および関係諸機関の努力不足の結果と言わざるを得ません。県は「風評被害」を訴え抑えようとするのではなく、消費者の安心への要求にデータをもって応え続け、そして信頼を得る姿勢を貫いてください。不安から購入を控える消費者に「風評」という言葉を浴びせるのは厳に謹んでいただきたいと思います。

4、   農業者の明日への希望のため、被害補償を閣議決定してください
 福島第一原発現地では、収束に向け命がけの作業が繰り広げられているようです。作業従事の皆様の労苦に感謝しながら一日も早い収束を願うばかりですが、現実は厳しく長い戦いとなるでしょう。
 私たち農業者にもまた、厳しい現実が立ちふさがっています。消費者の笑顔を思い浮かべながら丹精込めて育てた農産物が出荷できない、売れないことに加え、原発事故の責任を有する東京電力と国による損害賠償が未だ明確に表明されていないことによります。内閣は、東京電力に対し農業者への損害賠償の早急な実施を強く指導すること、並びに国としても農業者への補償にあたること早急に閣議決定し、発表して下さい。このことなくして、絶望の淵にある農業者を救うことはできません。「想定外」の一言で責任を免れようとする東京電力の姿勢を私たちは決して容認しません。日本国政府および茨城県の責任ある対応を求めます。

5、   茨城県は原発被害都県の先頭に立って被害の救済に尽くしてください
 土壌が汚染され数十年にわたり農業ができなくなる可能性のある地域を抱える福島県の農業者の惨状は、言葉に表せない苦しみのなかにあると思います。出荷制限のかかった農業者の数も茨城県の比ではありません。茨城県農業の再生、復興とともに、福島、宮城、岩手などの農業者の連帯が必要です。
 橋本知事は、その先頭に立っていただきますようお願い申し上げます。
以上

茨城県つくば市手子生997-1
農業生産法人オーガニックファームつくばの風有限会社
代表取締役 松岡 尚孝

2011年4月3日日曜日

大震災の影響

3/29被災地へ人参を
 農場のある集落で野菜米などの食糧品や日用品を救援物資として届けることになった。当農場からは、人参40箱をカレーセットの一員に加えてもらった。4トン車2台に満載された物資が、多くの人達に届いて役立つことを祈る。
 
 当農場では、放射能汚染の影響で、ほうれん草とのうらぼう菜(かき菜)が出荷停止の対象になったが、暫定措置として小松菜も自主的に出荷を見合わせている。それは、安全宣言でもなく停止措置でもない空白の野菜として存在しているからだ。国や行政の中途半端な姿勢が、「風評被害」を生んでいると言わざるを得ない。当農場では、とりあえず小松菜を自主検査することにした。
 原発事故=放射能汚染は、農業(取り分け有機農業に)ダメージを与えている。東京電力と原子力政策を進めてきた国は、万全の保証と原発廃炉へ向けた行程を示すべきだと思う。

2011年1月17日月曜日

2010年末忘備録

忙しい年末を前にして、出荷の合間のイベントもいとおかし。
12/10(金)有機JAS検査員講習会・実地研修
農水省の事業の一環として行われた講習会で、前日からの座学を経て当農場で実地研修が行われた。参加者は検査員を及びスタッフで30名以上。施設・圃場・書類などの擬似監査が行われた。ご近所の皆さんも物珍しそうに覗き込んでいた。


12/11有機人参味覚テスト
市内にある農業研究施設から、有機人参の味についての研究コラボの申し入れがあり、夏の種まきからスタート。この日は、農場関係者を中心に約25名程が集まって、生絞りジュースとスティック人参の目隠し官能試験をおこなった。はてさて、その結果は!?
12/28待望の餅つき!
餅つきやりたーい!との我が一言が災いし、暮れの忙しい時に餅つき大会である。しかし、忙中閑ありの言葉通り、やれば出来るのである。これで、豊かな正月が迎えられたのである。当初は、29日を予定したが、クモチと言って縁起が悪いと言って、バアチャンに止められたのであった。臼と杵は年代物でそのものがお宝である。

2010年11月28日日曜日

大豆トラスト畑収穫祭

今日は、当農場の畑を使って展開している「大豆畑トラストつくば」の収穫祭。お天気も良く、約30名ほどの会員が参加。収穫された大豆(八郷在来・小糸在来など)約400キロを会員用に小分け。新春の「味噌作り」に備える。そして、作業終了後には、その大豆ご飯と豚汁の昼ごはんに舌つづみを打ちました。
遺伝子組換え作物に対して、消費者からの具体的な意思表明として、これからもコラボレーションを強化したい運動である。

2010年11月27日土曜日

スティックセニョール

少々ピントズレで見難いかもしれませんが、そこは大目に・・・。
茎ブロッコリーのスティックセニョールです。やっと頂芽が出てきて、これを摘芯してから脇芽が伸びてくる筈!あのクソ熱い夏に播種して早3ヶ月が過ぎようとしているのに、マダマダの様子。ガンバレ!

2010年11月14日日曜日

ナチュラルハーモニーさんご来園

11/11(木)にナチュラルハーモニーの河名代表を初め総勢7名のスタッフが来園された。スタッフの新人研修も兼ねての農場見学ということで、小かぶや菜花、人参、小松菜等の畑を見て、野菜を引っこ抜いては味見をし、その美味しさを実感して頂いたと思う。途中、河名氏の理論の一端を垣間見させてもらい、今後の交流継続を約した。我が農場で「自然栽培」が実践できるか分からないが、より良い栽培技術の向上と云う意味では、期待するものがある。
別件だが、「エンドファイト=植物内微生物」の有効利用についての研究については、非常に興味深いものがある。土壌微生物同様に農業生産に大きな影響を与えているようだ。茨城大の成澤准教授の研究http://kabi.agr.ibaraki.ac.jp/endophyte.htmlとタイアップしてみたい。