2011年9月18日日曜日

9.11広瀬隆氏 土浦講演会テキストその3

チェルノブイリの話、放射能汚染、子どもの危険、被爆の話、
自然エネルギーでなく、送電線の分離、自由化が一番大事だという話


それで
私たちは

東海第二は皆さん、絶対止めてくださいね

わかりましたよね

絶対止めていただくんですが
日本全部止めないといけないということが食べ物を考えるとわかってくるので〓、よく聴いてください

わたしが一番最初に涙を流したのは、この写真でした
(子どもが、防護服の作業員にセンサーを当てられスクリーニング検査を受けている写真)

というのは、福島で事故が起こっているのに、テレビやニュースに福島のひとたちが出てこない
いったいこの人たちはどうなっているんだ、被爆しているに違いないと思って

海外のネットを調べれば、福島の人たちの写真が、ぞろぞろ出てくるじゃないですか
なんという国だと思ってね、日本人であるのに日本の写真を見られない、
アメリカ人がみんな見ているというのに
この子どもの顔をみたとき涙がぼろぼろ出てきて、この子はどうなるんだろうと思って

だって、外から放射線を測ってもダメですよ
体内に何を吸い込んでいるんだろう
この子たちは守られているのかと思ってね
今もそうなんですよ

ここに、アメリカのジョン・ゴフマン博士が評価した、
放射線ひばくで、がんの死亡率がどういう年齢に依存するか
(スライドのグラフ、0歳~5歳~10歳という低年齢が圧倒的に多数、先に死ぬことを示す)
問題は、この子供たちが先に死んでいくという、こんなことあってはいけないですよ
こっちから(高齢者から)死んでいかなきゃいけないのにね

一番先に子供たちから先にやられるなんて、こんなこと(これは農薬でも同じなんだけど)
ともかく、寿命が長いんですから、放射性物質は

だからもうわたしは、このことを考えると体が震えてくるんです
いまあの目の前を歩いている子供たちは大丈夫なんだろうか
だからともかく福島から、原発から、できるだけ多く避難して欲しい、遠くへ行って欲しい、若い人たちね
特に若い女性たちは
もう思い切って人生を切り替えて欲しいと思うんです
そんなことは簡単にもできないでしょうけど、無責任な発言に聞こえるかもしれない
でもそういうことを考えて欲しいんです、本当に真剣にね

というのは、学童疎開、私は日本全土に呼びかけてきたんですが、
見てください(新聞記事のスライド)、甲状腺被爆
子どもの45%って、こんなこといまから1ヶ月前に報道されて、この子供たちの親御さん、お父さん、お母さん、こんな記事見て、どう思いますか!
どんな気持ちでいると思います?

それで、聞くところによると、大製薬会社、ついに、甲状腺がんの新しい治療薬の開発に入ったんですよ!たったいま。なんという恐ろしい国ですか

ここに今日こちらへきて初めて知ったんですが
地震、津波、放射能、7月10日ですから2ヶ月ほど前、つくば国際会議場で、東北大地震だの何だのいろいろ解説があって、最後に、放射線ひばく人体への影響、
大原潔(オオハラキヨシ)という人物が ここからすぐ近く、土浦共同病院がんセンター長
こういうとんでもないやつらが、安全だと、しゃべったそうですよ!

気をつけてくださいね、私はこういうやつを、人殺しと、公然と呼びますけれど

本当に許せない
放射能は安全だとかそういうことをしゃべる人間がごろごろいるんです、日本には

実を言うと3/11 原発事故が起こってから、月末にヨーロッパで、ヨーロッパ放射線リスク委員会というのがあって
このひとたちは私たちが信頼できるひとたちです
放射能の危険性について、こういう大原潔のようなエセ学者と違いまして、
このひとたちが、今回の事故でどのくらいの被害が出るかを予測したんです
日本人がやらないことをヨーロッパ人が予測してくれた
その予測は、聞きたくない数値なんですが、実際私は、その原文を全部読んで、間違いないと思っています。

その解析によると、100km圏内では今後50年間では20万人くらいががんになって、
そのうち半数は10年くらいでがんになるだろう
さらに、100km~200km圏内では今後50年間では20万人くらいががんになって、
そのうち半数以上12万人くらいが10年以内にがんになるだろうという予測なんですが

円で地図上に描くとこうなる(スライドの図)、みなさんのところも全部円に入っちゃっていやでしょう、
けれどいちおう見ておいてください
こんなきれいな円にできるはずがないんで、山脈もあって分水嶺で分れていますから
日本海側では数値は少ないだろうと思います
だけどこの人たちの予測はかなり人口を正確に計算した上で、汚染を計算しています

ただこの予測は、彼らもはじめにことわっている通り、空間線量、地上表面の汚染だけで計算したものである
もっと重要な食品や飲料
子供たちは外を遊びまわります、スポーツもやります、粉塵を吸い込みます
そういった内部被爆は考慮していないんだと
だからこの数値はさらに跳ね上がるだろうと

さらに300kmまでのグレーゾーンは分からない
もしこのグレーゾーンがどんなに怖いか分かればみなさんも分かると思いますが

このECRR(ヨーロッパ放射線リスク委員会)のひとたちは
日本の政府が依拠している、いいかげんな暫定基準を決めましたが
その基準の元になったのがICRPという国際放射線防護委員会の基準に基づいて
勝手な計算をしている
その連中が内部被爆をまったく考慮していないということを強く批判している

ECRRは、自分たちが20万人という数値をはじき出していますが
ICRPではこんな数なんです(桁が、0がひとつも二つも少ない、わずか2800人と予測)
しかもECRRは自分たちの計算は地上からの影響を計算したものだとことわってあります


こういうレポートを読んだドイツはもう震え上がりました
それで原発を延命しようとしていたメルケル首相は180度舵をきって脱原発
もともとドイツは国民の7割が原発反対でしたが
一気に政治家も変わって原発をやめるという方向に走り出したわけですが

スイス、イタリアも原発反対に行動をとり始めた
いちばん驚いたのは、原発大国のフランスでさえ、世論調査で国民の77%が原発反対
まだ希望がある

このECRRの大事な報告書を読んでいないのは我々日本人だけである
なんということか

アメリカでは、ノースカロライナ大学のスティーブ・ウィング助教授によると、
このECRRよりももっと大きな数値を出しています
(最初の5年で甲状腺がん、甲状腺異常が顕著となり、50kmの地域で肺がんの発症率が
今より20%上昇、10年で骨腫症や白血病、肝臓がんが増えるため、今後10年いないにがんを
発症する人は100万人単位になる釜生製があると計算)
原文のレポートは読んでいないのでご紹介できませんが
おそらくそういう計算も成り立つでしょう



なぜそんな計算結果が出るかというと
放出量が怖いんです
(6月上旬で 放出量77万テラベクレル、高濃度汚染水が100京ベクレル以上処理不能
東電と保安院がIAEAに出した数値)

これが考え方の根拠になるのですが

放射能は、ものじたいが持っている怖さは、キュリー、ベクレルと2つの単位がありますが
1キュリー = 370億ベクレル
だからおおきなものを扱うときはキュリーを使う、食べ物にはベクレルを使う
放射線が出るとレントゲンという単位で表し、
ひとにぶつかると、被爆すると、シーベルトという単位で表す
さらにコレが体内に入ると、吸収線量といって臓器によって、筋肉や骨や、全部違います
なのでこんどはグレイという単位で計算をしますが

私はこれら(シーベルトやグレイ)をあまり信用していません
放射線医学の連中が勝手な数値を決めていますので

だから私はいつも「キュリー」に注目している
ここから今回の事故を考えてきているのですが

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25年前、チェルノブイリの原発が爆発をしまして
全部原子炉がぶっとぶという、大変な事故が起こったとき
当時のソ連が、よく必死になってここまで測定してくれた
汚染の地図
これは汚染の地図なんです、空間線量じゃない、コレが大事なんです
(スライドの、ちょうのような形の汚染地図)
非常に広範囲、この中の人間全員が避難できないので
いまでも危険地帯にかなりの人が放置されて、厳重監視している、こんな状態なんです

私が知りたいのはこの1キュリーという汚染レベルのところ
(地図ではいちばん低いレベルで外側の広範囲)
超高濃度の真っ赤なところで40キュリーを超える

1平方km当り1キュリーとはどのような危険度の場所か?

わたしは30代でエンジニアをやめたあと、医療関係の仕事をしていまして
臨床医学をずっとやっていて、そのときに学んだのが放射能の危険性なんです

原発運動をなさっている方ともともとの動機が違うんですが
このことを知っていただきたい
患者さんの患部がどのようになっていくか、知らずに
シーベルトという数値をただもてあそんでほしくないんです

ひとりずつ個人差が非常に大きいんです

大病院では、1キュリーの放射性物質を扱うことはない
人間の体内で問題になるのはピコキュリー
つまり1兆分の1キュリーである


ソ連のチェルノブイリの事故で、汚染された輸入食品が怖いということで
みんな立ち上がった
このときセシウム137について
「食品1kgあたり370ベクレル」以下ということにした
(横浜税関の検査官が飛び上がっておどろくほどの危険な数値)
仮にその食品の重さを水と同じ、比重1とします

1平方kmの面積に、厚さ10cmでこれを敷きつめた状態が、1キュリーなんです
そんなところで、野菜を栽培できると思いますか
そんなところで幼い子どもを遊ばせたいと思う人がいますか

けれど、それが、実を言うと
現在の日本の東京なんです

信じられないでしょうけど

当時、チェルノブイリ原発事故後のヨーロッパでは、食品規制値は1kg当り370ベクレルだったが、
ヨーロッパの医師たちは、乳幼児はそれではだめだ、細胞分裂がさかんだから、
その10分の1の37ベクレルにすべきだとし、オーストリアでは食品の規制値は11ベクレルにした
(日本の腐った医者どもとは違う)
日本では370ベクレルで輸入をしましたけれど

福島第一原発事故後、ドイツ放射能防護協会は、乳児、子ども、青少年は1kg当り4ベクレル、大人は8ベクレル以下にしなさいと提言している(セシウム137)

ところが当事国の日本は、1kg当り500ベクレルというとてつもなく高い基準を設定してしまい、499ベクレル以下はすべて安全として、超危険な食品が流通している

しかもその計測は、値を出さないようにすることは簡単にできるんです
素早く測ると数値が出ないんです、あれは長時間やらないと出ないんです

不検出、非検出などという資料はたくさんありますが、あれはじっくりやればみんな出ます
肉牛だけ大騒ぎしましたでしょ?
これは氷山の一角のまた一角なんです
大体ね、酪農やったことのあるひとはみんなわかるでしょう、私も酪農を学んでいたので
牛というのは、水をたくさん飲ませるんです
稲わらのせいにしましたね、今回は。稲わらだけの原因であるはずがないんです。
水ですよ。だけど、稲わらを犯人にしないと、収拾がつかないんです。
何かを犯人にしないt、全部だめだっていうことがわかってしまうので。
水の中に微量はいっていても濃縮されるんです。
だから牛の乳からも、原乳からも出ているんですけど
要するに、問題は、広大なところに広がっているんです

どこのどれだけ広がっているか
我々にはまだ正確にはわからないのですが
私は沈着量、土にどれくらい降り積もったか、それが一番知りたい
日本全土ですよ

さっき言ったこと、もう一度繰り返すと
1キュリー/1平方km = 3万7000ベクレル/平方メートル
という数値になります
(チェルノブイリ周辺の、第4区域、住民を強制避難はさせずに放置した危険地帯)

6月時点で、東京の56箇所平均が、3万ベクレル/平方メートル なんです
ほとんどかわらないでしょう

放射能防御プロジェクトという市民グループ、よく測ってくれた
(スライドのグラフ ただしサンプリングの数が違うから、茨城はこれが茨城の正しい平均ではない)
これはたまたまこういう数値が出ているのであって、これだけで判断しないでください
埼玉県の三郷なんてとてつもなく高いんですが
チェルノブイリの強制避難区域なんですが

これをやってくれたひとたちは大事なのは、庭や公園の「土」を測ってくれたんです
なぜ土が大事かというと
わたしに東京で今何が起こっているのかわからない、だってほとんどコンクリートでしょう
道を歩いていて土のところなんてないでしょう

ここ土浦でも大都会ですからね
だからこれがどこに流れれいるのか、こべりついているのか分からない
たいていは排水口や汚泥なんかに入っていって
それをまた燃やそうなんていう考えられないひとたいがいるわけです
焼却しようなんてとんでもないことです

こういうことが日本全土で起こっている
だからECRRの中心的なひと、バズビー博士は来日して
首都圏でも避難しなければならない地域があると言っているのはそういうことなんです

皆さんに見せたくないけど、茨城県に来るからしょうがないから持ってきたんですが
(2011/8/31 茨城県の汚染地図)
霞ヶ浦周辺で10万ベクレル/平方メートル、さっきの3万という数値とあわせて考えてください
(あるいは週間ダイヤモンドに掲載された茨城県の数値)
こういう数値は見たくないが、考えるときにはこれを見ていかないと

みなさんも、こういう資料がありますので
ご自分で考えてください、この先は
私にはわからないんdす、
それぞれの地点でものすごいムラがあるので、払子ポットといわれるところがどういう風になっているか

福島の場合は、飯舘村の場合は、さっきの東京が3万に対して、300万なんですから
桁違いで、信じられない、この分析調査した今中哲二先生(京都大学原子炉実験所)は涙を流して
こんなところに人がいるなんて信じられないといっていました
最高で、3000万ベクレルですよ、土壌なんです

私が知りたかったのはこういうことなんですが
これが今ごろになってようやく出始めてきている

麦の計測値
(スライドの地図を見ながら)
千葉、茨城、不検出はほとんどない、みんな数値が出ている
福島はほとんど不検出!?こんなことがありますか!?
あるわけないでしょうが!
分かるでしょう?何が言いたいか
みなさんが何を信用したらいいかということが分かりますよね?
こういうことがいま、横行しているわけです

私はだから福島県知事の佐藤雄平っていうのは
何かとんでもない指示を出しているんでしょう?

あんなことあり得ないことが
とんでもないですよ
福島のひとたちを支えるのはそういうことじゃないですからね
そのひとたちをかえってあそこに縛り付けることになるわけで
私は反対です!福島のものを食べることは、絶対に反対します



今回放出された、77万テラベクレルという数値を、福島県の1平方キロメートルあたりに直すと
1510キュリー/平方km なんです
さっき1キュリーで危ないといっているのに、1510
いや、でもそれが全部福島に降ったわけじゃないだろう、1割しか福島県内に降らなかったというふうに
楽観的に案が得ても151、
さっき40キュリーっていったら、もうチェルノブイリの超危険地帯、人間が住んじゃいけない、っていうのに
福島で平均して1割で151くらいだっていうんです、出た量が。

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放射能の問題で、ヨウ素が心配ですよね、甲状腺にたまって濃縮して甲状腺がんを起こしますから
特に子供たち、若い人が危ないので
ヨウ素は半減期が8日だから、もう大丈夫と思ってらっしゃるでしょう
大丈夫じゃないんです
こんなことは言いたくないんですけれど、
半分になる期間を半減期といいます
1000分の1になるのに、半減期に10倍かけないといけないんです
で、今回はとてつもない量が出たんです
1兆倍なんてもんじゃない、それよりさらに4桁上っていう、
で1000分の1になるのに半減期の10倍の時間がかかるんです
1兆分の1になるのに、半減期の40倍かかるんです

ヨウ素の半減期は8日で半分に減るのでみんな安心しているんですけど
40倍で320日、約1年、いまはまだ半年なんです

とてつもない量が出て、とてつもない量のかなりが減ったって、
まだとてつもない量が残っているんです、いま
これで、ヨウ素なんです

セシウムは半減期30年だから1000年という単位を我々は考えないといけない
少なくともっこのようにあるんですね

それくらいのものが我々のまわりに降ったんです

どうしたらいいか分からない

私が去年までつかっていた図はこうなんです

チェルノブイリの汚染地図を東海第二原発を中心に重ね合わせるとこういうふうになりますよ
けれど、風向きや雪や雨や何が起こるか分からないから、最大距離を考えると、この範囲が危ないんです
事故があったらこの範囲のひとは逃げなければならないと去年お話したんです

いまこれが起こっているんですよ、福島で

九州の玄海原発で起これば、九州はなくなるんです(安全な場所が)
北海道の泊原発で起これば、もう北海道がなくなっちゃうんですから

どうしますかということを去年までお話していたんですが


チェルノブイリ汚染分布のちょうちょの形の外側に大きなホットスポットというより、ホットエリアがありますね
広大な範囲が、その周りも外側も、とてつもなく危険なんですよ、もちろん
これでいうと距離は半径300km(ちょうちょの形の汚染分布)
これでいうと距離は半径700km(ちょうちょの形の汚染分布の外側のホットエリア)に達する
半径700kmというのは、九州南端の鹿児島~本州北端青森まですっぽり入る距離
これがいま起こっているんですって

九州でも安心してはいけないですよということが今、広がっているんです


私はこの先を特に皆さんに聞いていただきたいんですが
なんで私はこうやって声を張り上げて言うかというとですね

病院の中でこれは起こるんです
誰もわからないんです
疫学統計、今回はとれません、おそらく大変なことですから

今から大分前になりますが(1988 4月)
チェルノブイリ事故から2年後に、講談社がDAYS JAPANという雑誌を創刊してくれまして
巻頭に、この原発の記事を30ページくらい特集してくれたんです

レポートジャーナリストの広川隆一さんが全世界を回ってくれて
私が文章を書きまして、そのときの記録を今回事故があってすぐに取り出してみた
そしたら皆さんに読んで欲しいことが、自分で書いていたので、読みます

というのは、1979年にアメリカのスリーマイル原発事故が起こりまして、この9年後(1988)
その現地住人の、メアリー・オズボーンさんが語って、
「9歳の少女が失明しようとしています、この地図を見てください、私のまわりの人が次々と倒れていきます」

つまり事故が起こったとき、誰の言葉を聞かなければいけないか
住民の被害者の言葉を聞けばいいんです、我々は。何が起こったかわかるんです。
このオズボーンさんは机の前に地図を置いています。
この地図を皆さんに見せますから、見てください。

スリーマイル島の原発事故では放射能はほとんど出されなかったというウソが出ています。
しかし、少なくとも、福島よりはずと少ないんです。

オズボーンさんは、ここの住人で、事故後何が起こったかを、この地域でずっと1件1件訪ね歩いて聞き書きをしたんです、そして病気になった人をこの地図の上にピンで立てていったんです
がんや白血病になったひとたちがどこにいるかということ
(風下に分布)

こういう分布図ができたんです、9年後ですよ
今日本でこれが起こっているんだと、私は叫んでいるんです!
なんで日本人は気がつかないんだって!
10年後大変なことが起こりますよ!
このままやっていったら、日本は

ほんとですよ、どうするんですか、子供たちは

こういうことが起こっているんですって、今、日本で
なんでこういう事実から目をそらすんですか

我々は認めなきゃ

もっと皆さん、勇気があったらこの映画を見てください
http://www.youtube.com/view_play_list?p=2BCA80A90201FA7C
(チェルノブイリ・ハート これは英語)
http://goo.gl/Eig67

とても普通の人はみたくないかもしれないけど
思い切って勇気をもってみてください

この映画はチェルノブイリ事故後どんなことがおこったか
東京で上映開始しましたが
全国に公開していきますと言っているので
ぜひ見てください

この映画は病院の中の記録です
私はこういうことを知って欲しいんです
カウンターを持って測ってもらうよりも
もっと基本的なことを知ってから

「チェルノブイリ原発事故では死者の半数以上が子どもであった。
ベラルーシのゴメリ州では、事故後、甲状腺がんの発症率が1000倍に上昇した。
ミンスク市では、先天性障害児の出産数は膨大な数に達し、脊髄損傷、
脳性まひ、水頭症など、奇形児の出生率が25倍になった。
生まれてくる子どものうち、健常児は15~20%である。
映画のタイトルとなった「心臓・肺の疾患は非常な数に達している」

お母さんのお腹の中で、この世に出てくる前に殺されてきたか、ということが分かります

それほど大変なことが起こっています。心臓疾患とか。
私はこのことは映画を見る前も実は知っていたんですが

正常な人間の染色体、23組46本

これをチェルノブイリで汚染されたベラルーシやゴメリなど汚染地域で住民の染色体を調べると
異常が、非常に出てくる

だって、こういう、きちんとした形をしていないでしょう、
こんな長いソーセージのようになったり、二股になったり、くるっと丸まったり細かく千切れたり
こういう体になってしまって、このひとたちがお父さんお母さんになって子どもをつくったとき
いろんな障害ができるっていうことが、誰にも分かりますでしょう?

こういうことが極端な例じゃなくて、実際に残っていることなんです


私が待っていた、初めてのひとが出てきたのが児玉龍彦さんです
この方は東京大学アイソトープ総合センター長で、国会は何をしているんだと叫んだんですが
私と同じことを言ってくれました
個人差が大きいこと、それから、放出された総量が大事だということをね

私が言いたかったことを全部言ってくれました
児玉先生は
本当に患者さんを扱っている人、なんでこんな人が出てきたんだろうと私はびっくりしたんですが
話を聞いていると、やっぱり患者さんをみているひとだったんですね

患者さんをみているからいいじゃなくて、日本の医者はほとんど全部ダメですけど
だけれど、このことが大事、このことを知って欲しいんです

放射線の種類
アルファ線(プルトニウムなど)、紙でとまる
ベータ線(ストロンチウムなど)、金属でとまる
ガンマ線(セシウム、ヨウ素など)、分厚いコンクリートや鉛でとまる
中性子線、なにもかも貫通していく

放射線の恐怖を知っているのは茨城県
99年にJCOの臨界事故が起こって、作業者の大内さんが83日目に亡くなりました
(スライド写真)
被爆8日目の大内さんの右手、火ぶくれしたような感じでしかないんですが
26日目、体の中から腐ってくるんですね、要するに組織がやられていますから

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これなんです、患者さんの写真を見ていると若手来ることがあるんです
児玉先生も分かっているんです

いまの例(JCO臨界事故)は中性子だから、とてつもない被爆なんですが
放射線の内部被曝というのは、大なり小なり、同じことが、細胞に対して起こるんです

ああいうことが起こるんです、それががん細胞を作っていく、源なんです

大内さんの例は極端だから、すぐ分かるんですが
私たちが今食べているものは、そういうことを起こすものだから、極端にドイツのひとたちは
気をつけようと呼びかけているんです

いま、ガイガーカウンターは、目安としては大事ですが、あれだけでは分からないということを
知っておいて使ってください

(ガイガーカウンターは空間のガンマ線だけしか測定できない
実際に、ストロンチウム90のベータ線、プルトニウムのアルファ線によって
体内に引き起こされている異常は、ホールボディーカウンターでも検出できない
今後数十年の間に、大変なことが、病院のなかで静かに起こることが分かっている)

茨城県の測定された放射線量、事故後、3/15~
(小川仙月氏の記録 スライドのグラフ)
3月15日にテルルという放射性物質が東京都台東区で検出されている
ヨウ素が出た、セシウムが出たと、問題になったが、わたしはこのテルルを見たときに
ああもうだめだと思ってしまった
だってガスになる温度が約1000℃(テルル)のものがもう、東京まで来ているっていうんですから
それで震え上がった

取手や守谷で高い空間線量率が検出された
先ほど申し上げた、つくばで検出されたモリブデンやテクネチウム、


群馬大学の早川由紀夫先生の作成された汚染マップ

すでに放射能汚染は、福島県から北へ、宮城、岩手、
南へ、栃木、群馬、山梨、長野、茨城、千葉、東京
埼玉、神奈川、静岡にまで拡散している

5/11、福島大学上空の放射線測定結果
上空0.9km~2,6kmで高い放射線が観測され、現在も原発から放射性物の漏洩が
続いていることが確認された

アメリカでプルトニウムが検出されたとき、それは間違いじゃないかと思ったけど
間違いじゃない、もう地球を包んでいる、この福島原発からの放射能は

ドイツの放射能拡散予測もいま見られなくなった
変なところから原子力産業からいちゃもんがついて出さなくなった
本当は日本の大学教授がやるべき、毎日
やらないんです日本なんかは
汚染はもう沖縄まで行っているんです

EUを含む43ヶ国、地域が、前述12都県の農産物輸入を規制・禁止している

食べものを真剣に考えないといけない時期に来ている訳で、
日本は食糧自給率、かろうじて40%、
これを日本地図で表すと、
九州では、測量自給率の高い佐賀と鹿児島に原発があり
東日本、東北、北海道の食料自給率が高いが、今回の汚染圏ないであり、原発がある


言いたくはないが、東日本、東北の農業が、隠さなければ、大変なことになっている
さいわいにも、日本海側には、山のおかげで汚染が広がっていない


今度北海道で原発事故があったら、4割以上の酪農製品がだめになる
全国の人が消費している

わたしたちは、この地図を、全国の地図として見なければいけない

仮に九州で原発事故が起これば日本は終わりだということが分かりますよね
日本海側で事故が起こって、日本海が汚染されたらどうしますか
日本海から汚染物は外に出て行かないですからね
四国の伊方原発何かあったら瀬戸内海、どうしますかって
そういうふうに、コレをみたら寒気がしてくると思いませんか

全部止めろって、いま即止めろって叫びたくなりますよ
もう食べるものがなくなるじゃないですか

我々に残された時間はないんですから


■ここで、最後に、電力の話

次の地震が襲ってくるのに、私たちに残された時間はもうないということ、お分かりですよね?

電気が足りない?自然エネルギー?

自然エネルギーでは即時に実現できない

日本の1日の電力の消費グラフをみたとき、一般家庭の住宅の電気は関係ないんです
みなさんが節電して何とかなる問題ではない、
ピークで関係あるのは、業務用と産業用がほとんど

業務用、産業用は、ソーラー発電なんか使わない
(天気に左右されるような電気は使えない)

自然エネルギーはいいんですが、
それでは業務用、産業用が一緒に生き残れない
(ソーラー発電は山手線内側の面積の50倍必要、原発と変えるなら
それ自体が恐ろしい自然破壊である)

メガソーラーなんて反対である、自然破壊するのなら

わずか10都道府県で電力の54%を使っている
東京で1割も使っている
そのために地方から電気を引っ張っている

原子力でもソーラーでも、都会で使う電機は都会で作れ!

いま、利用できる方法はある
埋蔵電力、自家発電がある

今日現在、稼動中の原発11基、1000万kWを切っています

それに対して自家発電は6000万kWある
原発が1000万kWもないのに

ほとんど主力は火力なんです
火力は優れています、日本の火力は
そして大企業が自家発電機をもっている

実はすでに2割近くは自家発電でやっている


電力会社は、送電線を独占して、
この自家発電の電気を普及させないようにしている

原発をなくして、電力をまかなうのにいちばん大事なことは
電力の自由化を行い、
送電事業を分離することである

(そうしたら電力不足は起こらない
自然エネルギーもいらない、それはゆっくりやっていけばいい)

コンバインドサイクル、家庭用のガスコンロと同じ燃料
もっともクリーンな世界最高の発電方法があるんです

都市ガスです、メタン、これを使えばいいんです
当面の話です、いろんな議論があるでしょうが
コンバインドサイクル発電は、電力会社もみんな持っている
だから自然エネルギーだけがすべてと思い込まないでください
原発を止めるのに
一番大事なことは、送電線を自由化して、民間の電力を有効に利用していくことです

燃料電池や自然エネルギーのことは長い目でゆっくり考えていけばいいんです
 

この茨城、東海村、原子力がはじまった場所から、原発を全廃する、これを実現しましょう
これがもう、我々ができる、最後です、今しかないです
なんとしても、全部を止めましょう
頼みます
子どもを救うために
福島の事故が起こっている、我々親の大人の最後の責任だと思います
お願いします


絶対私はもうはやく死にたいと思っていたのですが
ともかく原発を全部止めてから死のうと決意しました
みなさんとともにやって行きたいと思います

ありがとうございました

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